大学時代、環境建築学を学んでいて、放射冷暖房やピーエスについて少し知識はありました。就職活動の時、ある一社の最終でかなりの圧迫面接を受けて、きちんと説明、反論できずに、悔しい思いをしたんです。ゼミの教授に相談したら、大学院に来たらもっと学べるよ、と言われ、両親を説得して進学しました。大学院では企業との繋がりも多く、ピーエスの社長と研究会でお会いして就活の時期にエントリーしたら、とんとん拍子に決まったという感じです。あの圧迫面接がなかったら自分はここにいなかったと思うので、自分が何者であるか気付かせてもらえたという意味で感謝ですね。

主に放射冷暖房製品の営業を担当しています。日々提案をして、決まれば技術チームとハードのものを膨らませて設計を提示し、工事が始まれば現場の人とやり取りして納めて、という仕事ですね。私は東京の営業グループのうち、１つの責任者でもあるので、後輩の育成や全体に対する業務もあります。

ただ製品だけ売るというのではなく、色々な専門家の人たちと一つのプロジェクトを追いかけて、最後までやり遂げると作品を生み出せる、そこに自分も関わっているという達成感は、やめられない面白さがあります。当然失敗もありますが、それを乗り越えられると感動がありますね。

最近では大きなプロジェクトから地域とのつながりが生まれ、そこから得た新しい仕事をきっかけに、学会発表の機会もいただいたりと、自分自身を成長させてくれる流れがありました。これから、若い世代にも同じような経験、仕事での感動を感じて欲しいと思っています。

１００人ちょっとの会社だから、全員の顔と名前が一致するのがいいなと思います。社長とも気軽に話せるし、メーカーでは珍しいのではないでしょうか。あとは社員の仲が良くて、皆が優しいのがいいですね。この和気藹々とした雰囲気を保っていきたいです。