仕事内容は、ヒータや、加湿・除湿ユニットなどの製品生産が主です。一時間に一台製作するというリズムで、一日に8台を手掛けることもあれば、一日かけて特注の製品をつくることもあります。私はもともと機械科の出身で、初めは電気のことが分からなかったのですが、経験を積んで、今では電気ヒータを含むたくさんの機種を担当することができるようになりました。
特注のものがほとんどなので配線も一台一台違うし、出荷も多いのでタイトなスケジュールになることもあります。加えて、自分の安全を確保しながらできるだけミスをなくし、高品質のものを製作するためには気が抜けません。そこは大変に感じますが、大手の食品メーカーの工場や大型研究施設で私のつくった製品が活躍していて、自分の仕事が直接、世の中に必要とされているという喜びを感じることができます。これは『職人』ならではのやりがいですね。