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ガス式蒸気加湿器 GS

ガス加湿、という選択

蒸気式加湿器、というと従来は電気を使用して水を加熱する方法が一般的でした。蒸気式加湿は制御性に優れていますが、大容量になるほど電力量の大きさが課題となっていました。ガス式蒸気加湿器 GSは、ガスの燃焼空気で水を加熱する新しい蒸気式加湿器です。電力の発電、送電を使用する電気式加湿器に比べてCO2排出量を40%削減することができます。大容量で制御性を求められる用途に適しており、生産工場や実験室などの質の高い湿度管理を求められる用途で活躍しています。加湿負荷が増えた際に、キュービクルの増設をせずに加湿容量を増やすことができます。

また工業用蒸気ボイラと比べてボイラ管理士が不要で配管の熱ロスも少ないので、加湿のエネルギーを見直したいお客様に最適な加湿器です。


ガスバーナーで水を加熱して蒸気をつくり、ノズルを通して加湿します。比例制御方式で精密な制御ができます。応答性も非常に良い加湿器です。

● 空調機・ダクト接続タイプ

用途

クリーンな加湿が必要なところ
大容量の加湿が必要なところ
電気容量が足りない既設の建物
24時間加湿・年間加湿が必要なところ
外気処理ユニットの加湿

特長

  • CO2排出量の削減に貢献

    電気式に比べて、CO2排出量の削減が可能です。CO2排出量の低減を検討中の現場にも大変メリットが大きいのがガスを利用した加湿です。
    水を加熱した燃焼空気の排熱は給水の予熱にも使用され、よりエネルギー効率よく水を加熱することができます。
  • ランニングコストを抑えて大容量加湿

    電気の使用量が少ないため、電気代を大きく抑えることが可能です。すでにガスをご利用中のお客様で、ガス使用量の多い所では大きなメリットがあります。少ない電気容量で大きな加湿が得られるのが特徴です。
  • 室温の変化が小さい

    内部で加熱した蒸気を空気中に拡散して加湿します。
    加湿により室内の温度を下げる心配のない加湿方式です。
    蒸気ボイラによる過熱蒸気ではなく大気圧の蒸気発生器ですので、室温を殆ど上げることもなく制御性の高い加湿が可能です。
  • 水の種類を選ばない

    軟水から超純水まで、どんな水質の水にも対応可能です。
    ※メンテナンス頻度の抑制や安定した動作の確実性を考慮して、水処理器をご提案させて頂く場合があります。
  • 高い衛生品質

    蒸発水槽内部で煮沸した蒸気を室内に拡散する蒸気式加湿器は、室内に不純物を拡散することのない、無菌でクリーンな加湿を実現します。

仕様表

型式 蒸気発生量 * 有効加湿量** 消費エネルギー量 消費天然ガス量 消費電力 運転重量 主電源電圧*** 室内直吹き
ファンユニット型式 風量 騒音値
GS23-CS 23 kg/h 20.7 kg/h 18.2 kW 1.8 m3/h 230 W 154 kg 1Φ 200V BP 562/392 m3/h
(強風/弱風)
61/52 dB(A)
(強風/弱風)
GS45-CS 45 kg/h 40.5 kg/h 36.4 kW 3.5 m3/h 230 W 166 kg 1Φ 200V
GS65-CS 65 kg/h 58.5 kg/h 54.5 kW 5.2 m3/h 350 W 227 kg 1Φ 200V
GS90-CS 90 kg/h 81 kg/h 72.7 kW 7.0 m3/h 320 W 352 kg 1Φ 200V
GS130-CS 130 kg/h 117 kg/h 109 kW 10.4 m3/h 530 W 363 kg 1Φ 200V
GS195-CS 195 kg/h 175.5 g/h 163.5 kW 15.6 m3/h 720 W 544 kg 1Φ 200V
GS260-CS 260 kg/h 234 kg/h 218 kW 20.8 m3/h 920 W 703 kg 1Φ 200V

表記の「消費天然ガス量」は「消費エネルギー量」を元に13 Aガスで換算した目安値です。
屋外設置タイプについてはお問い合わせください。

各機種共通仕様
 使用ガス:天然ガス(13 A)、プロパンガス
 供給ガス圧:1.7~2.5 kPa(天然ガス)、2.49~5.73 kPa(プロパン)
 使用水質:一般市水、軟水、純水、超純水
 給水温度:1~15 ℃を推奨、最大25℃
 使用周囲温湿度:5~40℃ 5~80%RH
 給水圧力:0.3~0.8 MPa
 入力信号:ON/OFF DC4~20 mA DC1~5V DC0~10V DC2~10V 0~135Ω