北海道大学ワイン教育研究センター
2023.10.05 | 事例紹介
北海道大学ワイン教育研究センター(北海道大学札幌キャンパス)にPS HRヒータ・PSカンティーナが採用されました。
道内のワイン産業を支援する新しいイノベーション拠点
北海道大学ワイン教育研究センター | ||||||||
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2023年、北海道大学は札幌キャンパス内の歴史的建物をリノベーションし、ワイン教育研究センター棟を開所。キャンパス内最古の建物である旧昆虫学及養蚕学教室はワイン教育研究センター棟として、石造りが印象的な旧昆虫標本室はPS カンティーナを用いたワインの熟成庫へと生まれ変わりました。
旧昆虫学及養蚕学教室を改修したワイン教育研究センター棟は道産ワインの研究拠点となります。その窓際には放射暖房PS HRヒータが配置され、冬期でも窓際の寒さが気にならない滞在空間です。窓や壁の長さに合わせてサイズをオーダーメイドされたPS HRヒータは、既存建物の雰囲気を崩すことなくまるで建築の一部の様に溶け込んでいます。
「北海道ワインバレー構想」実現に向け、産学連携して道内のワイン産業を支援する新たなワインのイノベーション拠点です。
PSカンティーナで創るワインの熟成庫
北海道大学ワイン教育研究センター棟 | ||||||||
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Cantinaとは、イタリア語で地下の貯蔵空間のこと。ワインや食品を涼しく安定した環境下で貯蔵・熟成させ、食の豊かさを発見する。PSカンティーナが創りだす貯蔵空間は、そんなCantinaの様な新しい食文化を発見する未来の食品貯蔵庫です。
PSカンティーナを構成するのは除湿型放射冷暖房PS HR-C。鉄製のラジエータに冷水を通し、「放射」と「自然対流」で庫内に穏やかな涼しさを演出します。風や振動が無いためワインの持つポテンシャルを損なわず、ワインの貯蔵に適した空間です。
旧標本室は熟成ワイン庫としてリニューアル。壁際に配置されたPSカンティーナは、連続運転することで躯体も涼しさを蓄え、洞窟のように安定した熟成空間を創り出します。ワイン庫の中央には大きなカウンターが整備され、築100年に迫る既存建築の雰囲気を継承しつつ、ゲストとワインを楽しむ場としても機能します。