2022 年 9 月、国際的な町づくりを推進する「安比バレー構想プロジェクト」の一環として、全寮制の私立学校・ハロウインターナショナルスクールが岩手県八幡平市安比高原に開校されました。ロンドン本校の 450 年に渡る伝統を継承すると同時に、安比高原の美しく雄大な自然に囲まれた立地ならではの教育環境を携えた新しい学校です。計画で重要視されたのは、生徒たちが安心できる環境を整えること。
放射暖房PS HRヒータを用途に合わせて配置することで、冬の寒さが厳しい安比において暖かく快適な室内環境を実現しました。
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教室

生徒たちが一番長く過ごすのが教室です。
窓際に低く長くデザインすることで、窓からの冷気を和らげ寒さが気になりません。
音や風もないので、集中して勉強に励むことができる空間です。

温水プール

温水プールでは水から上がった際に寒くないように、一般的には室温30℃以上を目指します。
濡れた体では温風でも風が当たることで寒く感じやすく、放射でじんわり暖めることでいつでも快適にプールを使用することが可能です。

体育館

寒冷地では特に、冬期の体育館には適度な暖かさがないと体が上手く動かずケガの元になることがあります。PS HRヒータを壁のように大きく配置することで、体育館の様な大空間でも人のいる領域をやわらかく暖めることができます。放射によって暖かさを蓄えた体育館は、集会等にも活用しやすい滞在空間です。

エントランス

外気の出入りが激しいエントランス空間は、教室ほどしっかりと暖める必要はありません。
PS HRヒータで外気よりも少し暖かい環境を整えることで、室内の暖かさを外に逃がしづらく、人の出入りによって環境が崩れにくくなります。

教育施設では、これ以外にも様々な空間で快適さのニーズがあります。
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