北陸地域 公共施設初の『ZEB』!立山町防災児童館複合施設「アカリエ」の事例をご紹介。
2025.05.22 | 事例紹介

北陸地域 公共施設初の『ZEB』!立山町防災児童館複合施設「アカリエ」の事例をご紹介。
立山町防災児童館複合施設「アカリエ」

地域:富山県中新川郡立山町
時期:2025年
製品:除湿型放射冷暖房PS HR-C
用途:防災センター・児童館
地域に愛されるサステナブルな施設
富山県中新川郡立山町に、地域複合施設として【立山町防災児童館複合施設「アカリエ」】が完成し、除湿型放射冷暖房PS HR-Cを採用いただきました。
「アカリエ」は、地域の住民に長く愛される、地域の歴史となるような持続可能な施設として計画され、省エネと創エネによりBEI=ー0.01を実現、北陸地域 公共施設初の『ZEB』を達成されました。
地球にやさしい「環境施設」、子育て世代を中心に集う「交流施設」、あらゆる災害に対応できる「防災施設」とこの施設の取り組みは多岐にわたります。子どもたちが笑顔で集まれる場所。有事のときも安心して過ごせる地域に根差した防災センター。その存在はいつでもほっとできる灯りのように、地域の象徴として利用されています。
オーダーメイドの「ピーエスの室内気候」
ピーエスの室内気候はすべてがオーダーメイド。「快適」は買ってきて据え付けるものではなく、人とシステムが共同でつくりあげるもの、「快適」には既製品はないという発想からです。建物個々の条件やそこで活動する人々の動きなどをヒアリングした上で総合的にデザインします。そのためPS HR-Cをはじめとした製品は、サイズも色も多種多様に合わせることができます。今回の「アカリエ」でもそれぞれの規模や用途に合わせ、様々なサイズのPS HR-Cが配置されました。
「アカリエ」は防災センターの機能も兼ね備えたホールで、児童館も併設されており人々が長く滞在することも想定され、その快適性も重要です。PS HR-Cは、「自然対流」と「放射」による無風・無音の冷暖房。建物の躯体を冷やし/暖めるため、体にやさしく長期滞在しやすい環境をつくります。
除湿型放射冷暖房 PS HR-Cと地中熱との組み合わせ
「アカリエ」ではPS HR-Cを、親和性の高い地中熱ヒートポンプシステムとの組み合わせにより運用しています。地中熱は再生可能エネルギーの一つで、強い風が必要な風力や、気候により変動がある太陽光などと違い、場所や時間に制約がない、どの地域でも利用できるエネルギー資源です。この二つの組み合わせは、今回のZEB化における省エネルギーに大きく貢献しています。