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半導体・電子産業を湿度で守る

2024.09.26 | information

半導体・電子産業を湿度で守る

クリーンルーム・恒温恒湿室の為の湿度管理

半導体や電子部品の生産プロセスにおける温湿度管理は、安定した品質及び生産量を保証する上で重要な要素となっています。半導体デバイスは温湿度が一定の恒温恒湿環境のクリーンルームで製造されます。加湿においても制御性が求められ、より高精度な加湿が得意な電熱式蒸気加湿器を推奨しています。

半導体や電子部品の生産プロセスにおける温湿度管理は、安定した品質及び生産量を保証する上で重要な要素となっています。特に静電気発生による電子部品の損傷リスク回避策として、加湿と湿度管理による静電気防止が採用されています。

ESD(静電破壊)を加湿で防ぐ

半導体や電子部品を扱う空間では静電気の発生を防ぐことが重要です。微細な電気が流れるだけで回路に不具合が生じ、静電破壊の原因となります。ESD対策としては、帯電しにくい素材を使用したり、イオナイザー等で強制的に除電する等様々な方法がありますが、静電気を未然に防ぐということも有効です。
静電気の発生には湿度環境も深く影響しており、相対湿度40%を下回ると急激に帯電圧が増加し、静電気が発生します。相対湿度60%を超えると静電気は発生しなくなりますが、錆等の問題も生じる事があるので用途に合わせて安定した湿度環境を整える事が肝要です。
 

省エネ・高精度加湿

基板実装工程でははんだ付けによる大量の内部発熱があります。冷却のために換気量を増やしたり、冬期でも冷房が必要なことが多く、冷房負荷を減らしつつ加湿を行うシステムが有効です。

保管庫の除湿

半導体や電子機器はわずかな錆も故障や品質低下の原因になります。製品保管庫では除湿の検討も必要です。ピーエスではコンパクトながら一馬力の能力を有する冷却・再熱式除湿機と、周囲の温度環境に左右されないデシカント除湿機をご提案できます。冷却・再熱式除湿機については、ダクト吹出しキットなどのオプションで、お客様の用途に柔軟に対応します。

加湿も除湿も必要な半導体・電子産業。湿度の専門企業ピーエスでトータルに検討してみませんか。